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2017/06/23

地域最古の前方後円墳(茨城県潮来市 浅間塚古墳)

忙しかった仕事も徐々に収斂してきて、精神的に少し余裕が出てきたところに、運よく鹿島への出張が重なった。チャンス到来、「いざ古墳!」である。(仕事と古墳のどちらが主目的なのか、甚だ疑問ではあるが。)

鹿島/潮来は古墳の宝庫で、久しぶりなこともあり、どの古墳を見に行こうか目移りする。久々に味わう静かな高揚感である。
前回の鹿嶋出張では鹿嶋市の宮中野古墳群を見に行ったので、今回は隣接する潮来市に行ってみようと思う。
昇寛さんの「埼群古墳館」を見ると、常陸利根川を望む高台、その名も「大塚野」という場所に「浅間塚古墳」という前方後円墳があるようだ。前方部が未発達の古い形の前方後円墳で、潮来市のホームページによれば「霞ヶ浦、北浦周辺部では最古の前方後円墳」とされているようである。最古の古墳に敬意を表して、まずはこの「浅間塚古墳」を見にいくことにしよう。

<浅間塚古墳>
東関道の潮来インターを出て県道50号線を左折、しばらく行くと国道51号線と交差するのでまた左折。潮来市役所前を通過し、道が上り坂になる。坂を上り切ったあたりで左に見えているのは「稲荷山」という山で、ここにも稲荷山古墳という古墳群があるようだが、ここはまた後日にとっておくことにして、そのまま国道を進む。
右カーブして台地の際を暫く進むと、右側斜面に大塚野の住宅街が広がる。国道から住宅街に入ると、鬱蒼とした緑に囲まれた森が見えて来る。これが「浅間塚古墳」である。

01 潮来浅間塚古墳遠望

入り口は国道に面したところにあるので、クルマを置かせてもらって国道まで下りてゆくが、標高が高いので、常陸利根川がよく見える。

02 潮来浅間塚古墳からの常陸利根川

「浅間さま入口」の標識が国道のすぐ脇にあり、傍らに古墳の解説も掲げられている。

03 潮来浅間塚古墳入口

04 潮来浅間塚古墳解説

よく読むと文章は浅間塚古墳の説明ではないようであるが、測量図は浅間塚古墳のものだろう。上の図では左側が前方部で、確かに低く未発達なようであるが、どうも「撥型」には見えない気もする。論より証拠、入口から藪の中へと続く急な上り坂を上る。

05 潮来浅間塚古墳

急な上りで、靴底が平らな革靴ゆえ相当難儀したが、何とか墳頂までたどり着くと、浅間神社の小さな祠が祀られている。手を合わせて写真撮影の非を詫びる。

06 潮来浅間塚古墳墳頂の浅間神社

墳丘の規模は、潮来市によれば全長84mで県内11番目の大きさだそうである。後円部径48m、高さ7.5m、前方部(長?)25m、高さ4.5mで、墳丘の北東側に幅10mの周溝が認められるそうである。

墳頂の樹々はどれも大きく枝を伸ばしていて、何となくラピュタの映画に出てきそうな趣きである。

07 潮来浅間塚古墳

そうした樹々の向こう、北西側に前方部が辛うじて見えているが、藪が深い上に、虫よけ剤をものともしない蚊の襲来で腕と顔面を数ケ所、一瞬で被弾してしまったので、早々に退散することにした。

08 潮来浅間塚古墳

この後、二箇所ほど古墳を回ってみたいが、少し長くなりそうなので、続きはまた次回。

(地図)
潮来浅間塚古墳地図
(黄色はまだ行ったことのない未探訪古墳)


(参考資料)
「埼群古墳館」 http://sgkohun.world.coocan.jp/archive/
「いばらきデジタルまっぷ」 http://www2.wagmap.jp/ibaraki/top/select.asp?dtp=34



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