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2016/12/13

東日本最大の上円下方墳(埼玉県川越市 山王塚(南大塚古墳群))

川越は古墳が多い土地柄のようだが、これまでなかなか訪れる機会がなかった。
夏場からずっと続いていたヘビー級の案件が一段落したので、今日は思い切って川越まで足を延ばしてみようと思う。

見たい古墳は数あれど、上円下方墳という墳形に惹かれて、南大塚の山王塚を見に行くことにした。

国道16号を北上、関越道の川越インターを過ぎるとすぐ、左手にニトリが見える。目指す山王塚はこの裏手にあるらしい。
最近建てられたような瀟洒な住宅地を抜けた先、マンションの裏手にぽっかりと雑木林の一画が残されていて、その林の中心部が小山のようになっているのが遠目にもわかる。
よく見ると、雑木林の周囲が一段低くなっていて、古墳の周溝のようにも見える。一段高い部分が下段の下方墳か、とも思う。

山王塚古墳全景(東より)

南側に墳丘への入り口があり、右手に川越市の設置した解説板が立っている。

山王塚古墳(入口)

北西1~2kmを流れる入間川の対岸にある「的場古墳群」と対峙するような勢力関係だったようだが、あちらの主墳である牛塚古墳は前方後円墳であり、墳形の相違から見ても、確かに両者の関係は興味深い。

山王塚古墳現地解説板


上円部は直径47m、高さ4.5mで墳頂には祠が祭られている。

山王塚古墳上円部

山王塚古墳墳頂の祠

下方部は判然としないが、高さが1mに対して、四方は一辺が63mもあるらしく、周囲を周溝が廻っていて、その一部は今も現存している、とある。

山王塚古墳下方部

山王塚古墳下方部近景

16号を行き交う車の音もここまでは届かず、落葉を踏む音しか聞こえない。晩秋の雑木林は匂いまで懐かしく心に沁みた。

山王塚古墳地図