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2017/03/10

夕陽に染まる稲荷塚(埼玉県坂戸市 稲荷塚古墳(浅羽野古墳群))

坂戸市北東部の古墳を見て回り、十分堪能して帰途についたが、帰り道にもうひとつ古墳があったので、日没まではまだ時間もあることだし、寄ってみることにした。
新山古墳群のある清水町から、今日初めて飯盛川を渡り、東上線を越えて左折すると、線路沿いの空き地に夕陽を浴びた小高いマウンドが見えてきた。

坂戸浅羽野稲荷塚01遠望

稲荷塚古墳と呼ばれる直径20mの円墳で、高さは大人の背丈ほどだろうか、墳頂に正一位込道稲荷大明神の祠を乗せている。

坂戸浅羽野稲荷塚02近景

坂戸浅羽野稲荷塚03墳頂


稲荷社への参拝用の階段が東側(線路側)に設けられているので、東側が正面、という印象だが、西陽がだいぶ傾いて、逆光が眩しい。

坂戸浅羽野稲荷塚04逆光の墳丘

浅羽野古墳群の2号墳とされるが、浅羽野古墳群で現存する他の古墳は関越道よりも南、1kmほど離れた花影、浅羽野地区にあるので、2号墳である稲荷塚古墳は単独で築造されているように見える。

稲荷社の旗が夕風にたなびいている。「こんな時間に一体何しに来た」と言われているような気がしたので、祠に手を合わせて小声でお詫び申し上げた。背中で東上線が轟音を立てて走り去って行った。

坂戸浅羽野稲荷塚05稲荷社

帰り際、最後にもう一度振り返ると、ちょうど向こうのマンションに夕陽が隠れるところで、古墳は真っ黒なシルエットの中にすっかり沈んでいた。

坂戸浅羽野稲荷塚06日没

お休み直前のところ、お邪魔しました、と、もう一度頭を下げた。


(参考資料)
「埼玉の古墳 北足立・入間」 塩野博氏 さきたま出版会 2004年9月
「埼群古墳館」 http://sgkohun.world.coocan.jp/archive/

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