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2017/02/16

仁王像の脇の背の高い平野部古墳(茨城県行方市 東福寺(三枚塚)古墳)

稲荷山古墳から静かな湖岸の道を南下、浜地区に入ると、風景はこれまでの丘陵地帯から一変、平坦な平野部に変わる。
旧道から大きな食品会社の前の路地を南に入ると、やがて右手に東福寺のお堂が見えてくる。

東福寺薬師堂

東福寺は1351年開山で、江戸末期に火事で焼失するまでは周辺の豪商の集う市で賑わったようだ。
お堂の周りにはそうした歴史の余韻のようなものが降り積もっているように感じる。

東福寺周辺

少し南に離れて山門があり、風雪に堪え抜いた迫力ある仁王像が闖入者を睨みつけている。

東福寺山門仁王像

東福寺山門仁王像

山門の西側、大きな築山のように、背の高い古墳が西陽に染まっている。

東福寺(三枚塚)古墳

墳形については情報があまりないのでよくわからないが、見る限り、直径は20mほど、高さは6mほどあろうか、墳頂北側が陥没しているようであるが、山門側から見ると端正な形状をした円墳のようである。

向こう側、西側に回り込んで見ると北側と西側は少し傾斜が緩やかなように見える。

東福寺(三枚塚)古墳

崩れかけて傾いているが、山門側の墳丘には石の階段がついていて、頂上まで登れるようになっている。

東福寺(三枚塚)古墳

頂上中央部には大きな陥没痕があり、地中からは埋葬施設の石棺だろうか、大きな石が露出している。
墳丘保護のためにも、あまり土足で踏み荒らさない方がよさそうである。

東福寺(三枚塚)古墳

頂上には石棺材だろうか、「武州高尾山」の文字と天狗像が線刻された大きな石板が建てられている。

東福寺(三枚塚)古墳

東福寺(三枚塚)古墳

左右には石の祠と、小さいけれど光背の彫刻が見事な不動明王像が目を細めて静かに佇んでいた。

東福寺(三枚塚)古墳



(参考資料)
「いばらきデジタルまっぷ」 茨城県 http://www2.wagmap.jp/ibaraki/top/select.asp?dtp=34

東福寺(三枚塚)古墳地図