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2017/02/16

穏やかな天神の杜の前方後円墳(茨城県行方市 天神山古墳(天神山古墳群))

沖洲地区と羽生地区の境界、羽生地区に大きく張り出している丘は「天神の杜」という自然観察施設になっており、天神山古墳群はこの「天神の杜」の中にある。
天神の杜への小道は丘の麓に並ぶ民家の目前を通る。道、間違えたかな?と思いつつ進むと、ほどなく小高い草原のような駐車場に着いた。南側は丘の縁で眺望が開け、霞ヶ浦の湖面が陽光で光っている。

行方天神山古墳からの霞ヶ浦

木立は自然散策のため下草の手入れがされていて、穏やかで歩きやすい。

行方天神山古墳 墳丘(括部付近から後円部)

南東側の丘の頂上には天神様ならぬ稲荷神社の祠が祀られていた。

行方天神山古墳稲荷社

お稲荷様の祠を守る狐像は割れて台石から落ちてしまっているが、よく見ると端正で美しいお顔立ちをしている。

行方天神山古墳お稲荷様

行方天神山古墳お稲荷様

あまり詳しい情報がなく、詳細はわからないが、この祠のある部分が前方後円墳の後円部らしい。
振り返って、いま来た方向が前方部のようだ。

行方天神山古墳 後円部から前方部

右手(北側)には麓の民家を挟んで向こう側の尾根が見えている。「いばらきデジタルまっぷ」の遺跡分布図によると、天神山古墳群は沖洲古墳群とは独立した形になっているが、分布している尾根はほとんど連続しているように見える。

行方天神山古墳 麓の人家と向こう側の尾根

左側(南側)は木立を通して霞ヶ浦の湖面が見えている。

行方天神山古墳 墳丘から望む霞ヶ浦

天神山古墳群は前方後円墳1基と円墳1基から成るようだが、前方後円墳の墳丘も判然とせず、もう1基の円墳もどこがそうなのか、やはり判然としない。

稲荷社の北東側に尾根が続いていて、下の方に一段低いテラスのようなところがあり、そこから見上げてみると、中央から右奥に向かって続く前方後円墳の墳丘の様子がよくわかるが、やはり円墳の所在はわからない。

行方天神山古墳北側テラスから

心なしか、後方部が長すぎるようにも思われ、その気になってよく見てみると、後方部に連続して別のマウンドがあるようにも見える。木立を通して陽光がひときわ明るく差し込んでいて、「ここがそうだよ」と指し示しているようにも思える。

行方天神山古墳 後方部先端(円墳?)

陽気のせいだろうか、夢か幻でも見ているのかも知れない。

行方天神山古墳 陽光


(参考資料)
「いばらきデジタルまっぷ」 茨城県 http://www2.wagmap.jp/ibaraki/top/select.asp?dtp=34