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2016/03/17

東北最大の前方後円墳(宮城県名取市 雷神山古墳/小塚古墳)

今日は午後から古川で仕事があるのだが、午前中を使って名取市にある雷神山古墳を見に行こうと思う。名取にはこれまでも仕事で何度も通っているが、古墳が多く「古墳の里」とも呼ばれるらしい。名取から古川まではだいぶ距離があるが、好きこそものの何とやらで、早起きが苦にならない

<雷神山古墳>
雷神山古墳は、標高40mの愛島丘陵の東端に築造された三段築盛の前方後円墳で、主軸長168m、後円部径96m、高さ12m、前方部長72m、前端幅96m、高さ6mと東北最大の巨大古墳で、立地や墳丘の形態、出土遺物などに前期古墳の要素が見られることから、築造年代は4世紀末から5世紀初め頃と考えられている。

古墳の北西側、駐車場のある正面入り口から上っていくと、詳細な解説板と市内の主な古墳の案内がある。

雷神山古墳解説板

雷神山古墳解説板

市内古墳解説板

解説板のあるところからさらに上っていくと、後円部と小塚古墳に挟まれたところに出る。突然の大きさに思わず息を飲む

雷神山古墳

墳頂には今でも雷神様が祀られている

墳頂の雷神様

後円部から前方部を見る。後円部に比べ前方部は低く、盛り上がりもないためのっぺりとした感じである

雷神山古墳後円部より前方部

平坦な前方部の端から後円部を望む

雷神山古墳

明瞭な段築が見事に残っている

雷神山古墳

雷神山古墳

その大きさや占地の状況等から、仙台平野一帯を支配した一大首長の墳墓と考えられている。スケールが大きすぎて、スマホでは全体がうまく撮影できない

雷神山古墳

昭和5年に報告された際は、小塚古墳と合わせて「植松丘上主古墳・副古墳」と呼ばれた、とあったが、当時、この高台は植松丘と呼ばれていたのだろうか。東方、遥かに海を望む。何事もなかったかのように穏やかな景色に胸が詰まる。

雷神山古墳眺望


<小塚古墳>
雷神山古墳の北側にあり、直径54m・高さ6mで、こちらも三段築成、周湟を有する円墳である

小塚古墳

周湟、段築ともはっきりと残っており、墳丘と青空のコントラストが美しい

小塚古墳

正面入り口から上がるとまず先に小塚古墳があるので、衛兵が亡き主を守っているようにも思えるし、雷神山の墳頂から見ると、妃が亡き夫の枕元に寄り添っているようにも見える

雷神山古墳後円部より小塚古墳

参考までに、名取市教育委員会による名取市内の主な古墳の分布図

名取市古墳分布図(名取市教育委員会)


(参考資料)
「第13回ふるさと名取の歴史展 近年の発掘調査―見えてきた新たな歴史」名取市教育委員会

雷神山古墳地図