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2017/01/10

北浦東岸の田園に残る古墳痕跡(茨城県鹿嶋市 爪木古墳群)

お伊勢山古墳のある台地の下、字名が「伊勢下」となっている一帯は、現在は北浦湖岸の広々とした田園地帯となっている。
茨城県の遺跡地図「いばらきデジタルまっぷ-文化財」によると、このあたりにも「爪木古墳群」と呼ばれる古墳群があったらしいが、農地開発に伴って削平され消滅してしまったようだ。

現地は山あいまで一面、平坦な地形に田甫が広がっていて、とてもここに古墳があったようには思われない。開墾される以前は微高地のようなところだったのであろうか。

この古墳との関連はわからないが、お伊勢山古墳への登り口を探していたところ、台地の縁の畦道脇に碑のようなものが建っているのが見えた。

荒塚碑遠景

近づいてみると「荒塚」とだけ書かれていて、どっかりと一升瓶が供えられている。

荒塚碑と背後に稲荷大明神の鳥居

その碑の向こう、田んぼの中に鳥居と祠が見えたので行ってみた。

稲荷大明神遠景

よく晴れた冬空が水面に映る

鳥居の額には「稲荷大明神」とある。田圃の中でここだけが島のように残されている。形状は歪な三角形で、人工的に作られたにしては不自然な感じなので、水田になる以前から祀られていた祠ではなかろうか。

稲荷大明神

「荒塚」の碑といい、どうにも思わせぶりだが、確証はない。

見上げれば北浦の上空は雲も多いが、空の青さが心に沁みる。

北浦上空の空

(参考資料)
「いばらきデジタルまっぷ」 茨城県 http://www2.wagmap.jp/ibaraki/top/select.asp?dtp=34

爪木古墳群地図