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2016/10/07

夕空に映える端正な円墳(埼玉県さいたま市 茶臼塚古墳(側ヶ谷戸古墳群))

最近、所沢で仕事をする機会が増えたのだが、所沢市内には何故か古墳らしい古墳が見当たらないので、荒川の対岸の大宮の方まで足を延ばすことが多くなった。

浦和から大宮にかけた荒川北岸にはいくつもの古墳群が連続して作られていて、しかもどの古墳も滋味深い感じで現存している。
今日はその中のひとつ、側ヶ谷戸(そばがやと)古墳群の茶臼塚古墳を見に行こうと思う。

せっかく仕事が早く終わったというのに、どの古墳に行くべきか迷ったり、場所を調べたりしているうちに太陽が傾いてきてしまった。
秋の日暮れは早い。ハンドルを持つ手に少し力が入る。

新大宮バイパスの南側、住宅街を抜けて鴨川の方に緩やかに下っていくと、急に視界が開け、一面に田園が広がる。
目指す古墳は住宅街と田園地帯の境目のような場所にひっそりと残っていた。

茶臼塚古墳

7世紀築造の直径30m、高さ3mと小ぶりながらも端正な墳丘が1400年の風雪と、開発の波に健気に耐えているように見える。

茶臼塚古墳 解説板

南東側の角に回ると墳丘内に入ることができるけれど、踏み跡もない綺麗な墳丘を土足で踏みにじるのは憚られる。

茶臼塚古墳

敷地内には江戸時代の石橋の石材が保管されている。手作りの郷土館のようで少しうれしくなる。

茶臼塚古墳 旧側海討村石橋

いよいよ陽が西に傾いてきた。

茶臼塚古墳 夕空

夕空をバックに、シルエットも絵になる古墳。

茶臼塚古墳

茶臼塚古墳地図